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2008年12月 6日 (土)

鹿島J1連覇 名古屋、大分と引き分け初優勝ならず - 2008J1 最終節 大分 0-0 名古屋-

 2008年J1も今日が最終節。勝てば初優勝の可能性を残していた2位名古屋グランパスだが、アウェイの大分戦で0-0の引き分けに終わり、残念ながら初優勝はならなかった。
 

●前半 荒れたピッチに苦しむ名古屋 大分のペースにはまる

 名古屋は試合開始前に選手とスタッフ全員で円陣を組み、この試合へ賭ける想いを全員で再確認。
 
 試合開始直後は大分のペース。彼らは九州石油ドームの荒れたピッチに慣れているが、名古屋はこのピッチに苦しみ思うようにサイドアタックを仕掛けられない。名古屋は気合もやや入り過ぎ、開始5分でマギヌンが審判への抗議でいきなりのイエローカードを食らってしまう。開始7分には大分がカウンターからチャンスを掴むが、ウェズレイのシュートはGK西村が何とかセーブ。

 名古屋もピッチに慣れて落ち着きを取り戻し、前半15分に始めてのチャンスを掴む。吉村がフリーでミドルシュートを放つが惜しくもクロスバーに嫌われた。残念。その後は名古屋のボールキープ、大分が持ち前のディフェンスからカウンターを伺う展開が続く。

 23分には金崎が右サイドから素晴らしいクロスを上げ、高松がヘッドでゴールを狙うがこちらはポスト直撃。両チームとも後1歩のところでゴールを奪うことができない。ペースを握り返した大分は30分に高橋が縦パスから抜け出しGKと1対1のチャンスを得るが、シュートを大きく外してしまった。

 この後、札幌ドームで鹿島が先制したという報が入るが、名古屋は何にせよ勝利を目指すしかない。この後、やや名古屋が盛り返すが、お互いチャンスを作れず前半はスコアレスで終了。

●後半 盛り返した名古屋だが決定力を欠き得点を奪えず

 後半開始。47分に玉田とのワンツーで抜け出した中村が絶妙のクロスを上げ、ヨンセンが得意のヘッドで合わせるが僅かにバーの上に外してしまう。しかしシュート2本に終わった前半とは違い、名古屋は後半開始から積極的な動きが目立つ。そして58分にもマギヌンのクロスにヨンセンがドンピシャのヘッド!!しかしGK下川にはじかれゴールならず。直後にもカウンターからマギヌン、そして小川が立て続けにチャンスを掴むがどうしても大分からゴールを奪えない。
 
 ストイコビッチ監督は67分に最初の選手交代。中村直志に代えて山口をピッチに送り込む。70分には再び左サイドからマギヌンのクロスにヨンセンが合わせる。先ほどのシーンのリプレイのようだったがこのシュートもバーの上に外れた。普段の彼なら1本くらい決めていても何ら不思議は無いくらい、チャンスはそれなりに得ているのだが・・・
 
 76分には中央から玉田のパスに小川が抜け出してシュートを放つが大きく外してしまった。これまで11得点を挙げている彼だが、シュート精度はそれほど高く無いことは彼の課題の1つだろう。大分も直後に反撃し、ウェズレイとエジミウソンのコンビプレイから高松が左足でシュートを放つがややヒットせずGK西村がキャッチ。大分は高松に代えて森島を投入。得点を奪う姿勢を改めて見せる。

 ストイコビッチ監督は82分にサイドバックの竹内を下げてFWの巻を投入。FW3枚にして勝負に出る。そして更に疲れの見える玉田に代えてスピードスターの杉本を投入する。対するシャムスカ監督は88分に金崎を下げてDFの山崎を投入。さすがに打つ手が速い、二人の名将の采配だ。
 
 ロスタイムは5分。そしてロスタイムが2分を過ぎたところで札幌-鹿島戦が0-1鹿島勝利のニュースが入る。この瞬間、名古屋の初優勝の夢は消えた。大分はCKのチャンスから高橋が豪快なオーバーヘッドを放つがGKが西村が懸命にセーブ。続けての大分の決定的なシュートも西村が奇跡的なセーブで防いだ。

 このプレイの直後にタイムアップの笛。両者得点を奪えず引き分け。名古屋は最後まで大分の厚いディフェンスを割ることができず、惜しくも初優勝の夢は潰えた。

●来シーズンに向けて確かな手ごたえ 残留争いは千葉が奇跡の逆転勝利で残留決定

 初優勝ならなかった名古屋だが、大きな補強をせずに迎えたシーズンにも関わらず、ストイコビッチ監督の下で一丸となり、選手たちが素晴らしい戦いを見せてくれたことは高く評価すべきだ。そして若い選手が多いチームが優勝争いに加われたことは、来シーズンに向けて貴重な財産になるだろう。結果としてJ1の3位でフィニッシュした名古屋は来シーズンのACLの出場権も獲得。もちろんアジアの舞台は名古屋にとって初めての挑戦となる。Jリーグも併せて、彼らの2009年の戦いには大きな期待を寄せたい。 
 
 そしてもう1つ、激しい優勝争いの一方で、同じく熾烈を極めていた残留争いも今回決着。東京ヴェルディが川崎に0-2で敗れ、そして磐田も0-1で大宮に敗れた一方、前節まで降格圏の17位千葉が2点ビハインドからの逆転勝利でFC東京を下した(4-2)。

 この結果、千葉が15位に浮上し奇跡の残留決定。17位に落ちた東京ヴェルディがJ2降格。そして16位のジュビロ磐田がJ2の3位仙台との入れ替え戦に臨むこととなった。フクアリにいたサポーターは、本当に奇跡を見た気分だったのではなかろうか。

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