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2009年4月 8日 (水)

マクラーレンとF-1を再び覆う、「イメージダウン」の闇 ~尾を引く『L.ハミルトン虚偽報告問題』~

マクラーレン、デイヴ・ライアンを解雇 (F1通信)

マクラーレンをWMSC臨時会議に召喚: FIA公式プレスリリース(F1通信)

 僕はトゥルーリが3位に復位した際の投稿で「この問題はこれで終わりにしてほしい」と書いたのだけれど、全然終わりになっていなかった。

 「スポーツとしてのF-1」が、再び揺らいでいる。今回の一件はあの2007年のスパイ疑惑を再び思い起こさせる、非常に残念なニュースだ。スパイ疑惑と同じくマクラーレンチームで起こったことであり、FIAの裁定次第では、ブランドイメージの大きなダウンを危惧したメルセデスが、F-1から撤退する可能性さえ囁かれている。またメルセデス撤退という最悪の事態は避けられたとしても、F-1そのもののイメージダウンは避けられそうに無い。そのことが、一人のF-1ファンとして残念に思えてならない。

 また、マクラーレンの今シーズンの戦いに与える影響は決して小さくないだろう。このような状況で、チームのエンジニアやドライバーがポジティブな気持ちでシーズンを戦い抜くことができるのだろうか。僕にはそうは思えないのだ。

 もちろんドライバーもエンジニアもプロ中のプロだから、与えられた仕事をしっかりとこなすだろう。だけど、モティベーションが低い状態と高い状態では、例えばサーキット1周でコンマ05秒の差が出てきてしまう。一見すればマシンの性能とドライバーの腕だけですべてが決まってしまうと思われがちだが、エンジニアの仕事も含めた「チーム全体の力」が、ドライバーが出しているタイムの中身であり、真のF-1の姿なのだと僕は思っている。そしてそのコンマ05秒の差が、決勝レースでは決定的な差となってしまうのもF-1の世界の本質だ。

 暗い雲が、マクラーレンチームを再び覆っている。その雲を振り払う希望の光は、果たしてあるのか。

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