エース・イブラヒモビッチの活躍でインテル快勝 スクデットは目前 ~2008-09 イタリア・セリエA 第34節 インテル 2-0 ラツィオ~


前節はナポリに苦杯を喫し足踏みをしてしまったインテルだが、今節はエース・イブラヒモビッチが1得点1アシストの活躍を見せ2-0でラツィオを下した。残り4試合、スクデットまであと少しだ。
前半はラツィオがサラテの個人技を中心にインテルのディフェンスを苦しめたが決定機は少なく、全体的に両チーム共に低調な出来に終始。特にインテルは久々にスタメン出場を果たした左ウィングのマンシーニとズラタンとのコンビネーションが上手く機能せず、攻撃のチャンスを逸してしまう。ズラタンがボールを欲しがっている時に遠めから確率の低いシュートを打ったり、ズラタンからの簡単なパス交換でオフサイドに引っかかってしまったりと、マンシーニのプレイは(相変わらず)精彩を欠いていた。右サイドで黙々と自分の仕事に徹していたフィーゴと比較しても、流れに乗れていない彼のプレイは悪い意味で目を引いてしまった。
前半終了後にはインテリスタからチームへのブーイングが見られたが、これに奮起したのか後半のインテルは攻撃性を強める。低調なマンシーニとサントンに代えてヴィエラとクレスポを投入した直後の58分にズラタンのスーパーゴールが決まる(ゴール後のズラタンのパフォーマンスはやはりブーイングを向けたインテリスタに対する怒りだったか)。そして12分後にはズラタンの芸術的なスルーパスに抜け出したムンタリが追加点を決めて2-0。後半のラツィオに反撃の力は残っておらず、インテルはリーグ戦では30節のウディネーゼ戦以来、4試合ぶりの勝利を収めた。
今日の試合でインテルは3センター&2ウィングのフォーメーションを採用したけれど、やっぱり止めた方がいいな(苦笑)。モウリーニョにはまだこだわりがあるような感じがあるけれど、少なくとも今シーズンの残りの試合では4-4-2に戻して欲しい(今日もクレスポをFWに入れて4-4-2にしてから得点を挙げたわけで)。ズラタンの凄さは今更言うまでもない。スペインに行く行かないという話が出ているけど、インテルにとって欠かせない戦力だし、インテリスタの一人として出て行って欲しくないと強く思う。
あと気になったのが後半のラツィオのペースダウン。インテルの攻勢に対して余りにも無力だった。インテルを相手にするチームでしばしば見かける光景だが、実力の差を差し引いて考えても極端なパフォーマンスの落ち込みだと感じた。セリエAの各クラブに共通するメンタリティの弱さ(と言い切る)だと思うが、この点は最後までテンションを高く保つようなタフな試合を続けているプレミアリーグとの差を強く感じてしまうところだ。セリエAもそうならなければ欧州の舞台でプレミアとの差を詰める事は容易ではないだろう。
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