バトンが完璧なレースで今シーズン5勝目を飾る ~2009年F-1 第6戦モナコGP 決勝~


■決勝結果(ポイント圏内のみ)
優勝 J.バトン
2位 R.バリチェロ
3位 K.ライコネン
4位 F.マッサ
5位 M.ウェバー
6位 N.ロズベルグ
7位 F.アロンソ
8位 S.ブルデー
2009年F-1第6戦 伝統のモナコGP決勝は、ポールからスタートしたブラウンGPのジェンソン・バトンが終始レースをリードし完勝、今シーズン5勝目を挙げた。2位にはチームメイトのバリチェロが入り、ブラウンGPが前戦スペインに続き2戦連続、今シーズン3回目のワンツーフィニッシュを達成した。
バトンが勝利を収めた最大の要因は、ブラウンGPのマシン、そして彼自身のドライビングスタイルがタイヤに非常に優しいことだった。特にソフトタイヤでスタートしたファーストスティントで、同じソフトタイヤでスタートしたチームメイトのバリチェロやベッテルがタイヤの消耗に苦しみタイムを大きく落とす中で、彼はスムーズな走りでタイヤを労わりタイムの落ち込みを防いでみせた。ここでのバリチェロとの差が、このレースを制した決定打になった。本当に強いバトン、本当に強いブラウンGPという印象を改めて見せ付けたと思う。
そのブラウン勢に続いたのは、フリー走行から速さを見せていたフェラーリ勢。久々に速いフェラーリが戻ってきたという印象は受けたが、バリチェロのファーストスティントでの苦戦を見ると、少なくとも2位に食い込むチャンスはあった。スタートで2番手スタートのライコネンが3番手スタートのバリチェロに抜かれたことが非常に悔やまれる。またモンテカルロのコースは非常に特殊なコースなので、フェラーリの復活を断言するのはまだ早いと思う。彼らの真価を見定める意味では次戦のイスタンブールでのフェラーリのパフォーマンスは注目。マッサはトルコで三連覇中であるし、ここで勝利を挙げられたならば、復活を期すチームへ大きな勇気を与えることになるだろうが。
今シーズン初めて予選Q3に進出した中嶋一貴は、今日の決勝ではファイナルラップのミラボーでクラッシュ。完走扱い(15位)にはなったものの、惜しくも今シーズン初入賞はならなかった。決勝スタート直後の混乱にも巻き込まれず、今シーズン初めて「ちゃんとした」決勝レースを戦えたものの、Q2敗退したブルデーやフィジケラのワンストップ作戦で逆転を許してしまった。ただ決勝レースでのパフォーマンスはファイナルラップのミス以外は決して悪くなかったと思うし、次戦以降に繋がるレースだったのではなかろうか。
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